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日本酒60種類、全て、半合500円。角打気分も楽しめるのは、1月21日にオープンした三軒茶屋の立ち飲み「日本酒専門店 采(さい)」。おしゃれカジュアルな日本酒バルだ

昭和の面影を残すファサード。白い暖簾が大衆酒場らしい顔を見せる
コの字型のカウンターを中心としたシンプルな環境。冷蔵庫の中の日本酒は手に取ることが出来る
おすすめの「浸し豆塩酒」(左)と「塩鮭とほうれん草のポテトサラダ」(右)
店主の小林由太氏


日本酒に特化した立ち飲み業態の「日本酒専門店 采(さい)」(店主 小林由太氏)が1月21日、三軒茶屋の通称、三角地帯にオープンした。ハイクオリティな専門性とおしゃれカジュアルな日本酒バルの雰囲気で、三軒茶屋の日本酒ファンを喜ばせている。三軒茶屋駅近く、世田谷通りと玉川通り(国道246号)に挟まれた三角地帯は、新旧さまざまな飲食店や物販店が軒を連ね、昭和の時代をそのまま残す路地が迷路のように縦横に走り、カオスの雰囲気を醸している。同店は、三角地帯から玉川通りへ抜けるゆうらく街の一角にある。

三軒茶屋一帯は、世田谷通り、玉川通り、茶沢通りがそれぞれのエリアを分けるように3本の大通りが走る。さらに、その中を抜けるように生活道路が通り、いくつかの商店街で地域を形成するという、独特の街構成をしている。この街の特性を反映するように、三軒茶屋では行きつけの飲食店をぐるぐると廻る回遊型やローテーション型をとる人が多く、一軒では終わらないのがパターンという。

そんな三軒茶屋気質を反映し、気軽に立ち寄れ、予約の必要もいらない、立ち飲み業態にした同店。毎日でも通えるようにと、日本酒は半合500円での提供にこだわっている。日本酒専門店らしく、目を引くのが、店内の客席スペースに置かれた日本酒がずらりと並ぶ冷蔵庫。見るだけでなく、角打のような自由さを楽しんでと、客自らが手に取って出し入れも出来る新しい立ち飲みスタイルだ。

揃える日本酒は、季節の造りをはじめ、随時入れ替えを行ない、常時約60種類。人気、話題の蔵から小さな蔵まで、個性も豊だ。なかでもおすすめは、最近人気上昇中の神奈川県の小さな蔵、大矢孝酒造の「昇龍蓬莱」、「残草蓬莱」のいろいろなタイプ。日本酒の他には、「瓶ビール」、「梅酒」があり、アルコールが苦手でも店を楽しんでもらいたいと、「ジャスミン茶」も置く。

先ずは、と出されるお通しの「手作り一口粥」(300円)から料理が始まる。ほぼ日替わりの粥は、和食のシンプルな白粥ではなく、しっかりと取った出汁と共に米の原型がなくなるほど煮込んだ中華粥。シンプルな旨味が引き立ち、日本酒を飲む前の口に優しい。約30種類揃える料理のうち、5~6種類を定番に日替わりで用意する。その多くは丁寧に仕込んだ手作りだ。日替わりの刺身は500円台から。人気の高いのが「塩鮭とほうれん草ポテトサラダ」(500円)。和食系の他にも「鶏胸肉の葱ソースがけ」(500円)、「鴨ロースのタタキ」(580円)といった創作系料理もあり、日本酒との相性もまた新鮮だ。立ち飲みらしく、一人呑み向けには、ちょっとずつ盛った「お一人様限定の盛り合わせ」(800円)を用意する。

6時から深夜3時までの営業する同店。早い時間から賑わいを見せるが、帰宅者の増える22時から23時がピークというのも、三軒茶屋の地域に密着した店の証でもある。昭和の面影を残す軒先には、日本酒の店の証、杉玉と大衆酒場らしい白い暖簾が下がる。オープンキッチンとなっている無骨な木造りのコの字形カウンターと日本酒の冷蔵庫、白い酒器が並ぶテーブルの空間の店。あとは客席のハイカウンターテーブルだけと、潔いほどシンプルだ。

(取材=にしやま とみ子)

店舗データ

店名 日本酒専門店 采(さい)
住所 東京都世田谷区三軒茶屋2-13-19
アクセス 東急田園都市線 三軒茶屋駅より徒歩2分
電話 03-6453-4511
営業時間 18:00~3:00(L.O.2:00)
定休日 火曜及び第一月曜
坪数客数 12坪 30人(スタンディング)
客単価 2000円

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