自由自在にビールの味わいを操る。ビール界の通称茶坊主、福島 茶坊主 寿巳氏のビアバー「新橋SLビアホール（シンバシエスエルビアホール）」が、新橋に４月14日オープン

サラリーマンの聖地新橋は昨今、ビアバーの聖地と変貌している。その新橋に新たなビアパブが4月14日オープンする「新橋SLビアホール」、クラフトビールが最大20種、加えて大手ビールはアサヒ「スーパードライ」、「エクストラゴールド」を提供する。運営は（SOUJU代表取締役 福島寿巳氏）。福島氏はグローバルの後、様々な業態の飲食店で経験を積んだ。その後、銀座にある「新潟地ビール・スワンレイクビール」の直営和食店やビアパブ「スワンレイクパブエド」でマネージャーを務めた。各地のビアパブを巡った福島氏。国内樽生ビールの1号店である「ポパイ」を訪れ味わいに感動し、ビールの管理方法、タップ、注ぎ方などを自身で研究を重ねた。一つのビールをいくつもの味わいに表現する技術や、ビールの知識の深さ、プレゼンテーション力の高い接客から、ビール界の茶坊主と通称を持ち、飲食店の運営だけでなく、クラフトビール導入サポートも行なっている。

カウンターの奥にはシステムの明確さ、使いやすさから「ポパイ流」を取り入れた、ビール樽ごと冷やす巨大な冷蔵庫にビールを注ぐタップが20整然とならんでいる。クラフトビールのセレクトについて「昨今、様々な種類や限定ビールを揃える店が多いが、ここでは自分がおいしいと思うスタンダードでぶれないビールを、定番としていつでも飲める店にしたい」と話す。セレクトはワールドビアカップ2014で銀賞を獲得したとの速報がながれた「富士桜高原麦酒ヴァイツェン」、「コエドビール伽羅ラガービール」、ワールドビアカップを初め、数々の賞に輝いた「スワンレイクビール/スワンレイクポーター」。その他「伊勢角屋麦酒のペールエール、ブラウンエール」、「志賀高原ビール（IPA）（セゾン）」などいずれもうまさに定評のあるラインナップだ。（グラス各800円）

また、大手ビールは同じくワールドビアカップ2014「インターナショナルスタイル・ラガー部門」で金賞に輝いたアサヒ「スーパードライ」と、「エクストラゴールド」（各500円）を取り入れた。「管理方法、グラスの洗浄、注ぎ方の違いなど様々な要因により、普段飲んでいるビールの味わいは変わる。うまいビールを飲んでもらいたい」と話す福島氏の入れた「エクストラゴールド」はきめ細かい泡でビールに蓋をすることで、飲み進めても味が変わりにくい。目指すは「最後の一滴までおいしいコンディションを保てる注ぎ方」と話す。実際に福島氏の注いだ「エクストラゴールド」はきれいな「天使の輪」が飲むたびにグラスに描かれていく。

料理は店でスモークする燻製料理「スモークチキン」、風味豊かでビールがすすむ「スモークチーズ」、赤ウィンナーが新橋らしい「燻製盛合せ」をメインに、ビールがすすむ「ガーリック枝豆」、「アンチョビポテト」、「和製ピクルス」など、ビールの定番おつまみは手軽な価格帯で提供される。ビール以外にもワインやカクテルなど、様々な酒を提供する。

福島氏は「来店されたお客様一人一人に一期一会を感じてもらえるビールの提供や、接客・サービスを心がけている」「また、バーでも、居酒屋でもおいしいビールが飲めるようになってほしいと心から願う」「クラフトビール業界の発展には、ブルワリー・店・客が共存していくことがポイント。店の役割として、各ビールを最適なコンディションを保ち、高いパフォーマンス力を持って提供することが重要」と話す。「新橋SLビアホール」は、新橋ビール聖地の新たな風を巻き起こす店になるだろう。

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