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イートウォークの渡邉明氏プロデュース、野菜を食べるサムギョプサル。 鹿児島産黒毛豚の三枚肉を7種類で味わう新業態「VEGE-PIG (べジピッグ) 」が2月20日、六本木にオープン

木目と白を基調に、落ち着いた照明の店内
入口右手では、かわいい豚の顔がお出迎え
店名にちなみ、豚の置物やイラストが飾られている
コチュジャン、ニンニク、カレーなど7種の味のサムギョプサルを新鮮な野菜とともに
六本木で働く人にも新鮮な野菜をたくさん食べてほしい、と語る山本オーナー

(取材=長谷川 敏子)


地下鉄大江戸線の六本木駅から徒歩1分、東京ミッドタウンの近くに2月20日、新しいスタイルのサムギョプサルの店「VEGE-PIG(べジピッグ)」がオープンした。店内は木目と白を基調にしつつ落ち着いた照明で、店名にちなんで可愛らしい豚の置物やイラストが飾られている。VEGE-TABLE(べジテーブル・東京都港区、代表取締役社長:山本卓也氏)が経営するこの店は、「AWkitchen」、「やさい家めい」を運営する渡邉明氏を店舗プロデューサーに迎えた、野菜を食べる店である。「サムギョプサルというと、野菜がおまけで肉をメインに食べるイメージがありますが、ここは野菜をメインに肉を食べる店です」と話すのは、オーナーの山本氏だ。山本氏は飲食業界現場での経験が長く、渡邉氏が代表を務めるイートウォークに勤務していた経験もあり、自身、野菜の大切さを痛感したことから、店を立ち上げることにした。VEGE-TABLEは昨年12月、中目黒にアジアンしゃぶしゃぶの「Xin Xian(シンシャン)」を出店しており、同社としては2店舗目の店となる。

サムギョプサルと共に食べる野菜といえば、サンチュやレタスなどの葉野菜を思い浮かべるが、この店では葉野菜はもちろん、大根やカブ、人参、キュウリなども、肉を巻いて食べられるように薄くスライスして提供される。野菜はいずれも契約農家から直接仕入れた新鮮なもので、根菜類も甘みがあり、生で食べても充分に美味しいという。「スタッフは農家さんの畑を毎月見に行きます。野菜は各々で旬が違いますので、農家から『今はこれが美味しい』と連絡が来るんですよ」と話す山本氏。店内には契約農家の顔写真や採れたての野菜の写真があり、六本木には珍しい「生産者の顔が見える店」でもある。

メインの野菜と共に提供されるサムギョプサルの味はなんと7種類。鹿児島産黒毛豚の三枚肉を胡椒・ニンニク・味噌・ワイン・ハーブ・カレー・コチュジャンの各々のタレに丸1日漬け込む。この漬け込み時間は肉が柔らかくなり過ぎない程度にするために研究したそうだ。「イタリアンやフレンチでは漬け込んだ肉を焼くことがあるので、そこからヒントを得ました」という山本氏。長年の現場での経験がメニュー開発にも活きている。この店の一押しメニューは「VEGE & 7PIGS SET」で、前述の新鮮な野菜やナムル、キムチ、ピクルスが食べ放題、そして7種類のサムギョプサル、自家製の辛味噌、大麦焼飯、口直しのシャーベットが付いて1980円だ。この他、セットの肉が生サムギョプサル150gの「VEGE & PIG SET」(1480円)や、極厚切りのMEGA生サムギョプサル300gの「VEGE & MEGA PIG SET」(2180円)もある。

この店の営業時間は17:30~翌5:00で、ランチ営業はない。これは六本木という地域性を加味したもので、山本氏がオープンまでの1ヶ月間、リサーチにリサーチを重ねた結果だ。「六本木には深夜まで働く人も多いのに、きちんと夜食を食べられる店がない。飲食店で仕事が終わった後の人や、周辺に住む人たちの集客も見込んでいる」と深夜の客にも期待を寄せた。今後について山本氏は、この業態で都内にもう1店舗オープンさせたいと語っており、新しいサムギョプサルがどう広がりを見せるのか、注目したい。

店舗データ

店名 VEGE-PIG(べジピッグ)
住所 東京都港区六本木4-12-11 秀栄ビル1F

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アクセス 地下鉄 六本木駅から徒歩1分
電話 03-6447-1805
営業時間 17:30~翌5:00 (L.O. 4:00)
定休日 なし
坪数客数 29坪 36席
客単価 3500円
運営会社 株式会社VEGE-TABLE
関連リンク VEGE-PIG
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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