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地元の人に愛されてリピーターが集まる「笹塚バル スケッチ」が10月15日でオープンから1周年。年間200日の来店客も!

ガラスの引き戸で親しみやすい外観。通りに面した入口側に厨房がある
小料理屋兼住居だった場所を改装した店内
改装前は押入れだったところをワイン用のスペースに
300グラムというボリュームの「厚切り豚肉のグリル」
お店同士もお客さんたちも一緒に楽しめる街、と笹塚の魅力を語る大下氏

(取材=長谷川 敏子)


笹塚駅から甲州街道を渡り、昔ながらの八百屋や鮮魚店が並ぶ10号通り商店街を抜けた先にあるのが「十号坂商店街」だ。この商店街には、小規模ながらクオリティの高いイタリアンレストランや、本場フランス人が作るガレットの店など個性的な飲食店がいくつもある。その中のひとつが「笹塚バル スケッチ」で、10月15日に1周年を迎えた。オーナーの大下佑介氏は、独立する前にも笹塚のスペインバルで3年半店長を務めた。この街に店を構えたのは、その時の常連客からの要望を受けたもので、「スケッチ」という店名も「お客さんと一緒に(夢を)描く」というイメージから名付けられた。「1週間に2度3度来てくれるような店にしたかった」と話す通り、地元のリピーターが多く、1年間に200日以上来店した客もいるほどだという。
木目を活かした内装のカジュアルなこのバルは、以前は小料理屋兼住居だった場所を、住居部分も含めて改装している。このため、通りに面した入口側が厨房で、奥にはワインなどを置くスペースがあるが、改装前は押入れだったというユニークな作りだ。そんな工夫をしているためか、とてもアットホームで居心地が良い空間になっているのがリピーターにとっての魅力のひとつだろう。
居心地の良さに加えて、料理もリピートしたくなる価格から揃っている。「地鶏レバーのパテ」は380円、定番の「生ハム」や「アンチョビキャベツ」、「マッシュルームのアヒージョ」は500円などリーズナブル。また、焼き立てジューシーで300グラムというボリュームの「厚切り豚肉のグリル」(1250円)、玉ねぎの甘みに八丁味噌の甘みと深みが加わった「〆のブラックカレー」(750円)も人気メニューだ。
ドリンクはワイン(グラス450円~、ボトル2200円~)を中心に、サワー、カクテル、焼酎など。地元を愛する店だけあって「笹塚ビール」(770円)も提供している。ワインについては、このほど開店1周年を記念してスタッフと共にスペインとイタリアへ研修旅行に行き、ワイナリーを訪れ、醸造の工程を見学してきた。大下氏は「生産者の想いにふれることができた」と話しており、来店客へのワインの説明にも、より一層力が入りそうだ。
この店の運営について大下氏は「スタッフが楽しくないとお客さんも楽しくないですから」とスタッフの楽しさを優先にしているという。楽しんでいるのは店の中だけではない。笹塚は地元の商店街が主催するイベントの多い街で、大下氏は「お店同士もお客さんたちも一緒に楽しめる街」と、この街の魅力を語る。今後についても、笹塚に2店舗目を出店するのが目標だそうだ。地元を愛し、地元の人に愛されて1年。これからも息の長い「ご近所バル」として愛されていくだろう。

店舗データ

店名 笹塚バル スケッチ
住所 東京都渋谷区笹塚3-14-1

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アクセス 京王線 笹塚駅から徒歩5分
電話 03-5309-2878
営業時間 18:00~翌3:00
定休日 不定休
坪数客数 9坪 18席
客単価 2300円~
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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