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静岡で創業38年のスペインレストラン「サングリア」が、都内初進出店を青山に10月21日オープン。 “No タパス、No ピンチョス”スタイルの本格スペイン料理を提供!

パティオをイメージしたテーブル席。開放的な空間は、ゆとりを持たせた配席となっている
特製スープで素材の旨味と一緒に米を炊き上げた「魚介のミックスパエリア」
ニンニクの香ばしさがくせになる「ガーリックチキン」
飲食店の他、ホテル「グリーンヒル」も経営する代表の松本氏

(取材=虻川 実花)


静岡を中心に3店鋪のスペインレストランを展開するエス・アール・シー(静岡市駿河区、代表:松本晃氏)が、東京進出1号店となる「サングリア青山店」を10月21日にオープンした。場所は、地下鉄表参道駅より徒歩1分の青山通りに面したビル2階。情報の発信地である青山で、本格的スペイン料理を楽しめる空間を提案する。 「サングリア」は、38年前の1975年に静岡・久能のホテル「グリーンヒル」併設レストランとして創業。その後1995年に沼津東名店を、2011年には繁華街立地に鷹匠店を出店した。「近年ではスペイン料理を提供する店と言えば、スペインバルというのが主流になってきました。しかし、当店はそれとは一線を画すレストランとして、スペイン料理を発信していきたいと考えております」と松本氏は話す。 店内はパティオ(中庭)をイメージしたテーブル席、厨房をぐるりと囲む2人用のカウンター席、店内奥には完全個室を設え、デートから接待、大小パーティーに対応する造りを創出。食事をゆっくりと楽しめるよう、テーブル席の間隔は広く取り、カウンターは奥行きを設け、ゆったりと座れる椅子を用意した。「レストランですので、ゆっくりと食事とアルコールを楽しんでいただきたい」との松本氏の想いが形となった空間に仕上がっている。 料理のコンセプトは「ノータパス、ノーピンチョス」。食事を“楽しむ”ことを前提とした料理は、数名でシェアできる大皿での提供が中心だ。特に、香ばしく焼いた若鶏をたっぷりのニンニク、ポテトと一緒に焼き上げる「ガーリックチキン」(1100円)、海老、蟹、ロブスターなどから2日間かけてとった濃厚なソースで海老を煮込んだ「海老のカタラン風」(1300円)は同店の看板商品。また、「魚介のミックスパエリア」、「イカ墨のパエリア」(各2人前2600円)などのパエリアは6種類を用意する。2人で一品料理2品とパエリア、そしてアルコールを注文し、客単価1人4000~5000円を想定。「料理は思い出に残る味をイメージし、やや濃い目の味付けでがっつりと食べて頂けると思います。駅近であることと料理のバリエーションから、ファミレスのような使い方もして頂きたいですね」(松本氏)。 ランチは1人2000円と2800円の2コースを用意。「トレドランチ」(2000円)は前菜盛り合わせ、トルテリア、パン、デザート、コーヒーに、5種類から選べるパエリアのコース、「リオハランチ」(2800円)は前菜盛り合わせ、海老のカタラン風、3品から選べるお好みの料理1品、パン、好みのパエリア、コーヒーにデザート盛り合わせまでついたボリュームたっぷりの内容で提供する。 ドリンクは店名にも冠した「サングリア」ワインをグラス700円、ハーフデキャンタ1800円、フルデキャンタ2800円の3種用意。ワインはスペイン産を中心に白8種、赤15種の他、ロゼやカヴァ、デザートワインなどをグラス700円から、ボトル3000円からラインアップする。 今後の展開は、青山で定着したらライセンスでの店鋪拡大を視野に入れる他、客単価を2000円台まで落としたカジュアルダウンのレストラン業態の出店も計画しているという。「『サングリア』の味を広めたい」との想いを語る松本氏。同店のさらなる展開に注目したい。

店舗データ

店名 サングリア青山店
住所 東京都港区北青山3-5-14 青山鈴木硝子ビル2F

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アクセス 東京メトロ表参道駅より徒歩1分
電話 03-3478-2001
営業時間 11:00〜24:00(ランチは15:00まで)
定休日 無休
坪数客数 80坪 74席
客単価 ランチ2000円、ディナー5000円
運営会社 株式会社エス・アール・シー
関連リンク サングリア青山店
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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