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“ネオ大衆酒場”の域を超えた、ご飯が食べたくなる“ネオ定食酒場”。羽釜で炊いたご飯の食堂×バル。都会の下町・目黒に2012年12月27日オープンした「釜炊バル 食堂 酒嚢飯袋 (シュノウハンタイ)」に注目!

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壁面の「羽釜のタイル画」向こうに、米の美味しさを一層引き出す羽釜がある
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赤と白を基調とした、扉の向こうの可愛いらしいカフェ風の空間は、居心地がよい
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常連客らが「マリモ」と呼ぶ「とろろ昆布のおにぎり」
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駅弁でも有名な富山名物の鱒の押し寿司をアレンジした「ます寿司 オレ流」に、花泉酒造「口万」をあわせて
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オーナーの山本晃路氏

JR目黒駅すぐ近くのメグロードビル2階に、2012年12月27日オープンした「釜炊バル 食堂 酒嚢飯袋(シュノウハンタイ)」。店名の酒嚢飯袋(シュノウハンタイ)とは、造語ではなく、れっきとした四字熟語。「酒嚢」は、酒を入れる革袋、「飯袋」は、ご飯を入れるおひつのこと。大酒を飲み、飯をたらふく食べるだけ、無芸大食と同意。オーナーの山本晃路氏は、25歳のときに「自分の手で料理をつくりたい、そして人に喜んでもらいたい」と脱サラし、飲食業界へ転身。てしごとやグループに6年、新規オープンの立ち上げから店長まで経験をした。その後、京料理を学び、六本木魚屋がぶの立ち上げから参加。同店の料理長として4年間、数多くのヒットメニューを生みだし、今回独立を果たした。 入口の「羽釜のタイル画」と「シャモジ型のドアノブ」を見れば、誰もが「釜炊ご飯の店」だとわかる外観。扉を開けると、木の温もりと共に、炊きたてのご飯の美味しい匂いが漂ってくる。壁は、本棚にもなるディスプレイ棚となっており、フードやインテリアなど、おしゃれな書籍が並ぶ。赤と白を基調とした扉の向こうの可愛いらしいカフェ風の空間は、良い意味で外観からの期待を裏切ってくれる。 「お米とお酒」をコンセプトに、「炊きたてのご飯の味と香りの違いと美味しさ」をもっと知ってもらいたいとの思いから、食堂でもあり、バルでもあると話すオーナーの山本氏。ターゲットは、30代から40代の男女。なかには週に何度も来店する常連客がいるほど。ザ・居酒屋の雰囲気を外したことで、酒を飲まなくても、居心地が良く、“ご飯を食べる”、“お酒を飲む”、“ご飯もお酒も両方”という、マルチ使いできることが客に好評であるとともに、戦略なのだ。 ランチタイムは、とろろと温泉卵で楽しむ、名物の「海戦わっぱめし」(900円)と、炊きたての釜炊きごはんにメインのおかずが2品選べる、赤出汁とサラダ付き「釜炊バル定食」(950円)を求めて連日満席となる。ディナーでは、酒に合うつまみからご飯まで、客の来店目的によってマルチにオーダーが入る。「ます寿司 オレ流」(850円)をはじめ、山本氏の故郷・富山の郷土料理もアレンジが加えられラインナップ。常連客達から通称「マリモ」と呼ばれる「とろろ昆布のおにぎり」(250円)は、酒を楽しんだ後の定番メニュー。同店は、ランチで来店した客が、ディナーで再訪するパターンが多いという。オープン以降、主だった集客アプローチを行なっていないというから、ランチ営業が良い宣伝効果をなしている。 ドリンクも、米からつくられる日本酒(130ml 500円~)は外せない。食中酒となるように旨みのある、なめらかなものを中心にセレクト。「ラベルをみて、味を想像して好きなものを合わせてもらえれば」と山本氏。福島の花泉酒造「口万(ロマン) 純米無濾過」(660円)は、バランスがよくオススメだという。その他、ワイン、焼酎、果実酒など幅広く揃える。生茶葉を使った「お茶ハイ」のバリエーションの多さも好評だ。 山本氏がひとりで店を切り盛りする理由は、「ひとりでどれだけのことができるのか実験するモデル店舗」だから。「オーダーが入ってから料理をつくるため、お待たせすることもあります。ひとりだからと甘えるのではなく、お客様に助けてもらいながら成長させてもらっています」と日々の営業を振り返り、感謝の思いを語る同氏。今後は、独立したい人と組み、「ひとりもしくはふたりでできる新しい業態を生みだしたい。ホール、キッチン関係なくお客様と楽しめる、お客様との会話でつくる店を展開したい」という。日本人の活力の源である「美味しいお米」をコンセプトに、“ネオ定食酒場”業態が、ここから展開されて行くのか。今後に注目したい。

(取材=下前 ユミ)

店舗データ

店名 釜炊バル 食堂 酒嚢飯袋(シュノウハンタイ)
住所 東京都品川区上大崎2-26-5 メグロードビル2階
アクセス JR・私鉄各線 目黒駅 西口 徒歩1分
電話 03-6417-4221
営業時間 月〜金 ランチ  12:00-14:00/ディナー 18:00-23:00
土   ディナー 17:00-23:00
定休日 日・祝日
坪数客数 8坪 16席
客単価 3500円
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