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素材と旬を追求したオリジナル和食を供する「春秋」が、麻布十番に新店鋪を8月7日オープン! 産直活魚、野菜を使った料理とワインセーバーシステムによるバイザグラスワインを提供。

ホンモノだけが持つ質感を活かした空間。テーブル席のほか、最大8名利用ができる個室を3部屋用意
栃木の川田農園から届く有機野菜を使った料理は700円から
愛媛三津浜漁港より、造り盛り合わせ(1500円)
伝統的な和の技法を披露する永山シェフ(左)、和を下地にグローバルな感覚をプラスする安田料理長(右)

(取材=虻川 実花)


「春秋 文化村通り」「春秋ツギハギ 日比谷」「春秋 溜池山王店」「春秋ユラリ 恵比寿」と約30年に渡り、素材と旬を追求した店鋪を展開して来た春秋(千代田区永田町、代表:杉本貴志氏)。8月7日には、麻布十番パティオそばに新店舗「麻布 春秋」をオープンした。これまでは、ビジネスシーンで活躍するコース料理と落ち着きある個室空間が主であったが、麻布店では従来の店鋪よりも小さい約40坪に「春秋」が培ってきた息づかいをぎゅっと凝縮。よりプライベート利用できる空間に作り上げた。
内装は、同社代表であり、グランドハイアットなど国内外有名ホテルのデザインも手掛ける杉本氏が担当。地下へと続く広々とした階段を下りて店内へ入ると、開放的で清潔感溢れる空間が広がる。壁面には防火加工した本物の書籍や古木、重量感のある花崗岩・庵治石などマテリアル一つ一つが空間価値を高めている。
料理は、四季折々の旬素材を取り入れた「春秋」らしい一品をコース、アラカルトで用意。自由な発想で日本料理にグローバルな感覚をプラスする総料理長・安田善朝氏と、伝統的な和の技法を得意とする永山保彦氏の春秋グループトップシェフ2名が手掛ける。今でこそ、産直を謳う店は多いが、同グループでは約30年前より産地との直接取引による素材追求を続けている。麻布店でも同様に、調理スタッフ自らが頻繁に日本各地を訪ね歩いて発掘した食材を使用。例えば、野菜は栃木・川田農園の有機野菜をはじめ、京野菜、奈良の大和野菜などを扱い、魚は愛媛三津浜漁港から朝獲れの天然活魚を独自ルートで空輸する。こうして月毎、日毎に、10種類程度の旬素材を仕入れ、そのおいしさを最大限に活かす数種の調理バリエーションで提案している。
「おまかせコース」は5800円と8400円の2プライスで用意。アラカルトは、「伊達鶏唐揚げ」(1Pcs 420円)、「アボカド春秋コロッケ」(840円)、「本日の黒毛和牛グリル」(3300円)など、野菜から魚、肉料理までを揃える。また、愛媛久万町産コシヒカリと秋田仙北産炭譲米ミルキープリンセスから選べる「瀬戸内の真蛸土鍋飯」(1680円)、「焼き穴子のひつまぶし風土鍋飯」(1680円)などの土鍋飯は、〆のメニューとして人気が高い。
アルコールの主力となるワインは、「ワインセーバーシステム」の導入により、バイザグラスでの提供を可能に。同システムは、ボトルに窒素を充填し酸化を防ぐため、これまでグラス売りが難しかったワインを高品質な状態で提供できる。グラスは赤白各4種類を60ml 400円から、120ml 800円から提供。ボトルワインはおよそ100種類を4000円のボリュームゾーンでラインアップする。また、麻布店では、生産者との距離が近いインポーターとして知られる、金井麻紀子氏が「日本人の舌で選んだ、日本の食文化にマッチするワイン」をコンセプトにセレクトした「マキ・セレクション」を用意。和食とワインのマリアージュを追求した銘柄も取り揃えている。
5年ぶりの新店舗となる「麻布 春秋」。今後の展開については、「人を育ててじっくりと出店していきたい」と支配人の遠藤仁志氏は話す。また、「麻布十番は住んでいる方も多いので、そういった地元の方々に親しまれる地域密着の店に成長させていきたい」と目標を語った。

店舗データ

店名 麻布 春秋
住所 東京都港区麻布十番2-9-7 DIONE8ビル B1F

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アクセス 東京メトロ南北線・都営大江戸線 麻布十番駅より徒歩5分
電話 03-5765-6677
営業時間 17:30〜23:30(L.O.22:30)
定休日 日曜日
坪数客数 38.7坪 62席
客単価 8000円(サービス料10%)
運営会社 株式会社春秋
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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