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日本酒をとことんおいしく呑むために構成された料理。新時代銘酒×新割烹。和食処「人形町 田酔分店(でんすいわけみせ)」六本木ヒルズメトロハットに4月19日オープン!

白い暖簾に杉玉が下げられた入口
木と紺色が基調の落ち着いた店内
八寸盆に美しく盛合せられた「田酔八寸」、「季節のお造り(写真は二人前)」
総店長 藤原竜太郎氏

(取材=渡辺 未来)


「人形町田酔分店(でんすいわけみせ)」が、六本木ヒルズメトロハット地下2階に4月19日オープンした。経営は、東京フードワークス(東京都中央区 、代表 笹田眞吾氏)。都内に「人形町田酔」「じのもん家」「魚々陣」「おたま家」「BISTRO ばんごはん」など7業態8店舗を運営する。店舗入口は白の暖簾に杉玉が下げられており趣を醸し出す。店に入ると角打ちカウンターが設置されている。オープンな調理場では機敏に動く板前の姿が見える。テーブル席はゆったりとした配置。壁面には大きなパネル写真がいくつも掛けられている。日本酒をつくる杜氏の真剣な眼差しや、「しずく取り」といわれる、醪(もろみ)を酒袋に入れて天井から吊るし、自然に滴り落ちる日本酒を集める手法を撮影したものなど、日本酒へのこだわりを感じる店づくりとなっている。

コンセプトについて笹田氏は「新しい時代の銘酒をマリアージュされた和食で提供する和食処」「新時代の銘酒とは、醸造技術の向上と共に、今、30~40代の若手杜氏が中心となり、新しい発想とチャレンジによる酒つくりが行なわれている。全量純米でつくられた、煌めく香りと美しい酸。そして、奥ゆきのある旨みと余韻が広がるラインの日本酒」「新和食とは、日本料理=本膳割烹を構成しなおしたもの。割烹では先付け・一汁三菜・お米まで食べるが、日本酒が入るのは刺身あたりで正直まどろっこしい。酒好きな呑んべいに合わせてはじめから日本酒が呑めるように構成した」と話す。

料理はまず、来店した全ての客に前菜(酒肴)として「田酔八寸」(1260円)を提供。季節の餡で楽しむ「温椀」に9種の小鉢(季節の酒肴・おばんざい・珍味・旬菜)など、八寸盆に美しく盛合せられたもの。「季節のお造り」(1人前1575円、2人前から)は、九州を中心とした季節の地魚を取り寄せ、日本酒を楽しむために少し調理された変わり種刺身。あらかじめ味付けが施されており、醤油を付けずに5種それぞれ違った味わいで楽しめる。〆のご飯は日本酒の余韻を楽しんでもらいたいと、出汁と黒トリュフが加えられた香り高い「黒トリュフの土鍋ご飯」(2~3人前3000円)。キングオブライスと称される「南魚沼十日町こしひかり(特A)」を使用。先付けから〆のご飯にいたるまで日本酒に合わせて構成された料理がならぶ。

取り揃える日本酒は、和食を引き立てる全量純米の食中酒のみ。様々な銘柄を楽しんでもらいたいと5酌50mlを400円台で提供する。「寫樂(しゃらく)・純米仕込み(福島)」(5酌430円・1合830円)、毎月違った種類のお酒を味わえる而今(じこん)の生酒。「而今・生酒(三重)」(5酌560円・1合1070円)「伯楽星(はくらくせい)・特別純米(宮城)」(5酌460円・1合880円)。定番商品に加えて、期間限定酒も仕入れる。また、酒器にもこだわりがある。香りが花ひらくタイプの日本酒にはおちょこではなくガラスのくちが開いたグラスで提供。「店名である『田酔』とは、田んぼの恵に酔いしれるの意味。日本酒は和食を引き立てる最高のバイプレイヤー。新時代の日本酒の素晴らしさを新和食とともに楽しんでもらいたい。今後は、日本酒の会を開き蔵元を深く知り、そして広めて行きたい」と話す。

店舗データ

店名 人形町田酔分店(でんすいわけみせ)
住所 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ メトロハットB2F

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アクセス 東京メトロ「六本木駅」徒歩1分
電話 03-5770-8188
営業時間 昼 11:00~14:30(L.O.)  夜 17:00〜23:15(22:00L.O.)
定休日 年中無休
坪数客数 27坪・46席(角打立吞みカウンターあり)
客単価 昼1000円 夜4500円
運営会社 株式会社東京フードワークス
関連リンク 東京フードワークス
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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