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話題店を経営する御膳房グループが新派四川料理を愉しめる“チャイナバール”「百菜百味(ひゃくさいひゃくみ)」を12月3日銀座にオープン!

色鮮やかな四川省の素材が並ぶ「百菜百味」の入口
白とグリーンを基調にしたさわやかな店内
旨みのある辛味と食感が絶妙な「海老の辛味サクサク揚げ」(1380円)
「料理の背景にある地理的・歴史的なことを知ると、より美味しく味わえる」と語る徐氏

(取材=松宮 史佳)


大人の街・銀座に本格的な四川料理を愉しめる「百菜百味」(運営:東湖、代表取締役:徐耀華氏)がオープンした。東湖は国内外のVIPもお忍びで通う六本木の雲南料理店「御膳房」を1995年より経営。美食家たちから高い支持を得ている。今回は同社にとって5店舗目の新店。
代表取締役の徐耀華(ジョ・ヨウカ)氏は大学院で日本近代文学を専攻し、卒業後は中国の文化部(日本の文部省)に勤務していたそうだ。約30年前に元麻布の中国大使館に派遣され、来日。日中の架け橋となり、展示会などのプロジェクトに携わった。徐氏は文化部での任期を終え、帰国後は貿易会社を起業。雲南省でつくられた有機食材を日本に輸出するようになり、当時はめずらしかった「雲南料理を日本に紹介したい」と「御膳房」をオープンした。
気軽に愉しめる“チャイナバール”をオープンしたいという構想は「5年ほど前からあった」と語る徐氏。ジャンルは「日本人に人気が高い」という理由から、四川料理を選んだ。「麻婆豆腐」や「担担麺」、「回鍋肉」や「海老チリ」など、四川料理は日本人にとって馴染み深いものが多い。四川料理というと“辛い”というイメージがあるが、「本物の四川料理は辛味だけではなく、辛味もあって旨みもある。複雑な味なんです」と徐氏。店名の「百菜百味」は“百皿あれば味も百通りある”という意味。四川料理が持つ素材のゆたかさと表現の多彩さを表している。
「お客様が毎日でも来店できるように」と料金は非常にリーズナブルに設定。「バンバンジー」や「豚耳のラー油かけ」、「若鶏の山椒風味」などの前菜は40種類もあり、250円で愉しめるのが魅力だ。「料理長一押しメニュー」の「四川よだれ鶏」や「豚バラ肉の大蒜ソース」も780円と格安。
本場の味を日本で表現するために「レストランのオーナーやシェフの知り合いが多い」という徐氏の豊富な人脈を生かして中国から一流のシェフを招いている。四川料理の伝統的な味を踏襲しながらも、日本人の口に合うようにアレンジされているのが「百菜百味」のスタイル。また、シェフのモチベーションと技術を上げるため、「月に一度、課題の素材を決めてコンテストを開催している」というのもユニーク。「同じ料理でもより美味しく、常に向上しないといけませんから」と同氏。
店内には132席あり、広々としている。接待や会食、パーティー利用にもおすすめだ。「いつでもお客様のニーズにお応えしたい」と年中無休。夜が早い銀座界隈にあって、朝4時までオープンしているのも利用者にとってはありがたい。
高級店が立ち並ぶ銀座にありながらも、リーズナブルに本場の四川料理を味わえる「百菜百味」は今後多くの客が足を運ぶ話題店になるだろう。

店舗データ

店名 百菜百味(ひゃくさいひゃくみ)
住所 東京都中央区銀座6-5-15 能楽堂ビル3階

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アクセス 地下鉄銀座駅C2番出口より徒歩3分、JR有楽町駅より徒歩6分
電話 03-5537-6908
営業時間 11:30~翌4:00
定休日 年中無休
坪数客数 90坪 132席
客単価 3000円
運営会社 東湖株式会社
関連リンク 百菜百味
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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