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ビデオショップやネットカフェを展開する企業が飲食業界初出店! ビール好きの客目線で、日本と世界のクラフトビールを紹介する「CRAFT HANDS(クラフトハンズ)」が、8月13日麻布十番にグランドオープン!

黄色の扉で目立つ入口。ロゴにも手を使い「手から手へ」の思いを表現
樽生ビールは13種類。写真は左「紅赤」(700円)、右「いわて蔵スタウト」(620円)
手作りソースでビールが進む!「フレンチフライ・ガーリックマヨネーズ添え」(500円)
「クラフトビールの美味しさと楽しさを伝えたい」ビール話で目が輝く那須マネージャー

地下鉄の麻布十番駅、7番出口から徒歩1分。十番稲荷神社からほど近いところに、黄色の扉が目印のバー「CRAFT HANDS(クラフトハンズ)」が、8月13日にグランドオープンした。1階と地下1階、合わせて39席の同店は、入口に設置された冷蔵庫の中に瓶入りクラフトビールがずらりと並び、カウンターにはいくつもの樽生クラフトビールが、真新しいサーバーで客を待っている。種類が多いのはビールだけではなく、醸造所ごとに違うというグラスも40種類以上ある。 「クラフトビールは、小規模な醸造会社が造っているので、取り扱いに手間がかかります。ひとつひとつ取り寄せですし、樽もきちんと冷やしておかなければいけません。それに、前回頼んだ銘柄を注文しようとすると『今は造っていません』なんて言われることもしばしばです」と、クラフトビールならではの話をしてくれたのは、クラフトハンズのマネージャー・那須恭介氏だ。規模が小さく、安定供給されないことがあるため、大手がやりにくいところがかえって魅力なのだそうだ。「クラフトハンズ」という店名は、ビールを造る職人と、ビールを飲む客との橋渡しになりたい、という思いからつけられている。 「クラフトビールというと、以前はちょっと変わった味の珍しいお土産物のような感じだったと思うんですが、実はそうではなくて、ワインのようにさまざまな種類と味わいがあって、じっくり楽しめるということを多くの人に知ってほしいんです」と那須氏は言う。コンセプトは「高品質のものをお手頃な価格で提供して、お客様に喜んでいただく」ということだと、目を輝かせた。 同店のメニューはまず、樽生クラフトビールが13種類。北は北海道から南は九州宮崎まで、日本各地の醸造会社から取り寄せている。ピルスナータイプやフルーツビールなどの飲みやすいものから、どっしりとしたスタウトまで、仕入れによって種類が変わるため、常に違う銘柄を飲むことができる。樽生ビールの価格はレギュラーサイズが580~700円と、クラフトビールではリーズナブル。また、世界のクラフトビールは瓶入りで1000~1500円。ベルギーを中心に、ドイツ、オーストリア、スコットランドなどから、50種類以上を常時取り揃えている。 さらに、地下へ続くらせん階段を下りると、そこはワインを楽しむスペース。都内でも数店舗にしかないという「エノマティック」というワインサーバーを設置している。窒素を充てんしながら保管するため、2~3週間はワインが劣化しないという優れものだ。カウンターで貸し出すプリペイド式のカードを挿入し、セルフ式でグラスワインを提供するというもので、常時16種類、1杯300円からと、こちらもリーズナブルだ。 料理は、クラフトビールやワインに合うものを厳選している。中でもおススメは、たっぷりのボリュームが自慢の「¥500オツマミ!!」で、手作りソースの「フレンチフライ・ガーリックマヨネーズ添え」、「5種類の野菜のベジタブルスティック」など、いずれも500円とは思えない程の量だ。この他、アイルランドのニシンの缶詰「キッパーヘリング」(1380円)、オリジナルレシピの「ホットコンビーフパテ」(680円)などもある。 実はこの店、飲食業界に初出店の会社が経営している。マネージャーの那須氏はこの店がオープンする前は、なんとインターネットカフェの店長だった。経営母体は、埼玉県でレンタルビデオショップやインターネットカフェを経営する、タック(埼玉県戸田市、代表:関根徹夫氏)だ。那須氏は以前から、仕事とは関係なくビールが大好きで、特に海外のビールに対する興味がどんどん深まっていき、さまざまなビールを飲んで勉強しているうちに、この店のオーナーであるタックの関根洋徳氏から「新規事業としてクラフトビールの店をやらないか」と声をかけられたという。「びっくりしました。飲食店でアルバイトをしたこともないんです。でも、ビールが大好きだし、お客様を喜ばせるという意味では、インターネットカフェもバーも同じかなと思って」と言う那須氏は、都内のホテルなどで長年、バーテンダーを務めた経験のある関根氏と共に、二人三脚でこの店のオープンに向けて準備をしてきた。 麻布十番に店を構えることにしたのは、この地域にクラフトビールの店がなかったから。那須氏は「六本木に行けばいろんなお店があるんですが、麻布十番にクラフトビールの店はない。でも、求めている客層がきっといると思いました」と言う。その予想通り、プレオープンした8月6日から出だしは好調で、近所に住む帰宅途中の人はもちろん、買い物帰りのマダムや、わざわざ遠方からクラフトビールを飲みに来てくれる人もいる。年代は幅広く、20~60代、70代と思しき客もいて、意外にも女性が多く来店するそうだ。 まだオープンして間もないが、今後の展開について聞くと「都内を中心に、数店舗に増やしていきたいとは考えていますが、まずは『麻布十番でクラフトビールといえば、クラフトハンズ』という店を目指して集中します」と、那須氏から実直な答えが返ってきた。今年の春からニューオープンが相次ぎ、まさに「クラフトビール革命元年」ともいえる2012年。飲食業界には初出店という会社が専門店をオープンさせるほど、クラフトビールそのものに注目が集まっている。

(取材=長谷川 敏子)

店舗データ

店名 CRAFT HANDS(クラフトハンズ)
住所 東京都港区麻布十番1-3-13 CASA ESENCIA1階
アクセス 都営大江戸線、東京メトロ南北線麻布十番駅より徒歩1分
電話 03-3568-3723
営業時間 17:00~翌2:00
定休日 無休
坪数客数 25坪・39席
客単価 3000円
運営会社 株式会社タック

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