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代々木にクラフトビアパブ「Watering Hole(ウォータリングホール)」が6月26日オープン! 隣に醸造所を設け、来年にはブルーパブ完成へ!

手作りした19のタップがずらり。写真左奥はガラス張りとなっており、隣に醸造所を設置予定
常時21種類のビールを用意。なくなり次第新しいビールが並ぶ
手前「天然マダイのカルパッチョ」(900円)、奥左「皮付き!にんじんスティック」(400円)、奥右「ぴゅあポークのソーセージ3種盛」(各1本600円〜)
タルシス リッジ ブルーイングカンパニー代表の筒井氏

(取材=虻川 実花)


JR代々木駅から徒歩4分の明治通り沿いに、新たなクラフトビアパブ「Watering Hole(ウォータリングホール)」(運営:タルシス リッジ ブルーイングカンパニー、代表:筒井美千子氏、藤浦一理氏)が誕生した。ガラス張りの外観からは、木の温かみの活きた店内が見え、店前を通る人に訴求する。一つの物件をガラスで隔て、客席と醸造所を併設。自社で作ったビールを、併設する店で提供する“ブルーパブ”スタイルにした。現在、醸造免許を申請中のため、醸造所は来年完成予定だという。それに伴い、藤浦氏が醸造を担当、夫婦2人でブルーパブを切り盛りしていく考えだ。 店内は、カウンターとテーブル席を用意。19のタップがずらりと並び、2つのハンドポンプを設置。タップは藤浦氏が手作りしたという。氏は、ニュースサイト「Beer Line Today」を主催するビールライター。また、両国の「麦酒倶楽部 ポパイ」でセミナー講師、神奈川のブルワリー・サンクトガーレンのラベルデザインを務めるなど、クラフトビールに精通した人物。そのため、タップの設置から醸造までを手がけることができたという。一方で筒井氏は元OL。退職後、ワーキングホリデーを利用し、オーストラリアへ行った際、そこで飲んだエールの魅力にはまった。飲んだエールのラベルをテイスティングノートに貼っていき、約1年の間に100種類収集したという。帰国後は、池袋の「vivo!」にてアルバイトから店長までを勤め、独立に至った。 現在は、常時21種類のクラフトビールを提供。1~2樽仕入れ、なくなり次第新しいものを入れ替える。ラインアップは、筒井氏の前職のつながりや、ビアフェスタでつながったブルワリーから。例えば、神奈川のサンクトガーレン、埼玉のCOEDO、静岡のベアードビールなど日本各地のものから、ベルギー、カリフォルニアなど世界のものまでを揃える。価格は1Pint1000円~、1/2Pint750円~。「小麦から作ったもの、フルーツから作ったものなど、味わいの違うものを揃えています。その日の気分で選んでもらえたら」と筒井氏は話す。タップで注ぐ様を見た客から「タップに触ってみたい」という声が上がったことから、セルフサービス用に水のタップを設置。普段触ることのないタップに触れられると、客から好評を得ている。 料理には無農薬野菜を中心に、湘南のぴゅあポークなど、作り手の顔が見える食材を使用。これもクラフトビール同様、作り手の愛情や思いが反映されているものを調理する。「冷やし桃太郎トマト」(400円)、「さつまいもチップス」(500円)、「とうもろこしのフリット」(600円)など、シンプルな調理法で素材の深い味わいを表現したメニューを展開する。 「アメリカ最大のビアフェスへ行ったとき、ビールという共通項で、国も言葉も違う人たちと親しくなれたことが嬉しかったんですね。そのとき思いました。いつかブルーパブをつくろうと」(筒井氏)。店名のウォータリングホールとは、動物が集まって水を飲む“水飲み場”を意味する。客が癒しを求めるように同店に集い、楽しんでもらいたいという想いが、店名に表われている。来年には隣の醸造タンクを見ながら、ビールを飲むスタイルができるとあって、今から期待が高まる。

店舗データ

店名 Watering Hole(ウォータリングホール)
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-26-5-103

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アクセス JR・都営大江戸線代々木駅より徒歩4分
電話 03-6380-6115
営業時間 15:00〜23:30
定休日 無休
坪数客数 15坪・30席
客単価 3000円前後
運営会社 合同会社タルシス リッジ ブルーイングカンパニー
関連リンク Watering Hole
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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