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恵比寿イーストエリアに大阪出身の仕掛け人・森野成貴がプロデュースした“スーパー喫茶店”「MERCER CAFE(マーサーカフェ)」がオープン!

大阪から来た“仕掛け人”こと森野成貴氏(33歳)

(取材=編集部)


恵比寿駅から広尾方面に抜ける明治通りの1本裏通り、人気韓国料理店「ソナム」の近くに昨年12月25日、新しいカフェ「MERCER CAFE(マーサーカフェ)」がひっそりとオープンした。大阪の“飲食仕掛け人”たちが東京に進出した1号店で、「お茶が飲めて、食事もできて、お酒も飲める」という気軽な“大人のファミレススタイル”を提案。仕掛けたのは、「カフェガーブ」のバルニバービで飲食の世界に入り、最近まで松阪牛の一頭買いでブレイクした焼肉店「M」のプロジェクトを担当していた飲食店プロデューサーの森野成貴氏(31歳)。東京進出にあたって、出資者であるパートナーとアールエーフーズ(渋谷区代々木、TEL・03-6424-4422)を設立、副社長兼クリエイティブディレクターをつとめる。森野氏のコンセプトの出発点は、ニューヨーク・ソーホー地区にある「MERCER HOTEL」の1階にあるロビーラウンジの空気感を再現したかったこと。「地元の住人や近隣で働く人たちが、どっか行こう、どこに行く?他にないからあの店にでも行くか!という感覚で使ってほしい。たとえば、駅とは逆側のマンションの住人が、ノーメークにスウェット姿できてくれたら嬉しい。うちは大人のファミレス、もっと言えば“スーパー喫茶店”です」と話す。同店にはひらまつの「ASO」で10年経験を積んだシェフもいれば、「フルトシ」出身のキッチンスタッフ、さらに本格的なソムリエもいるが、皆カジュアルな出で立ちで堅苦しくない雰囲気づくりに務める。フードはイタリアン系の単品メニューが中心で、素材選びからこだわり本物志向の味を提供。「キッシュ」(850円)、「特選和牛のカルパッチョ」(2,300円)などの前菜から、パスタではカルボナーラだけで「濃厚」「スクランブル」「スープ"仕立て」の3種類(ともに1,200円)などを用意。ピザやライス類、市場から入荷した魚料理や状態の良い和牛のメインディッシュや、デザート類も充実させた。ドリンクはエスプレッソ(550円)やラテ、カプチーノ類をはじめ、赤白ワイン(グラス750円~)、シャンパンカクテル(1,200円)、ビール、ソフトドリンクなど一通り揃えた。中には高価なワインなどもセレクトして準備している。森野成貴氏は「カフェガーブ」立ち上げから株式会社バルニバービに入り、南船場の人気カフェ「アマーク ドパラディ」の店長を経て、キタの人気ラウンジ「ノースクラブ」に移った。「カフェという集客できるけど客単価の低い業態から、ドンペリが何十本も空く高級業態まで経験した」という森野氏は、「常々、"デザイナーズレストラン"という業態は、やがて消費されると思っていた」。そこで「カッコよさを追わないで客単価が取れる焼肉業態に目を付けました」と“松阪牛の一頭買い”というコンセプトの「M」を展開して成功した。その後、森野氏は現場から離れたが、「M」は大阪に4店舗をもち、東京にも姉妹店「M’s」を出店した。経営元のライトハウスは昨年末、恵比寿ガーデンプレイスの焼肉店「まんぷく」を買収、2月から新装オープンに乗り出している。焼肉「M」プロジェクトから離れた森野氏がカフェ業態に戻ったのは、「東京にはロータス、バワリーキッチンの山本宇一氏やサインの中村貞裕氏などのカフェ仕掛け人がいますが、彼らのような一部の感性の人を狙うのではなく、カッコ悪い人でも遊べるよう空間をつくっていきたい。大阪人の発想で」という理由から。東京での展開にも意欲を見せている。「立地の違うエリアでMERCER CAFEの2号店をオープンしたい。さらにカフェとは違う業態も展開していきたい」と意欲を見せている。

店舗データ

店名 MERCER CAFE(マーサーカフェ)
住所 東京都渋谷区恵比寿1-26-16 柴田ビル1階

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電話 03-3446-1551
営業時間 18:00~翌4:00
定休日 無休
坪数客数 21坪 38席
運営会社 株式会社アールエーフーズ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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