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リニューアルした八重洲地下街に5月10日、大衆焼鳥業態「幸の鳥」がオープン

白いのれんが一際目を引く開放的なファサード。混雑時には立ち飲みできるスペースもある
布屋原酒造場 元文の酒樽が店のチャームポイントとなっている
東京ではほとんど飲むことの出来ない大日泉と、おすすめ、こだわりの鳥酢
大手外食企業から企業を目指して独立した、オーナーの三宅氏

八重洲のオフィスビル街から東京駅下に広がる八重洲地下街も今年で50年を迎える。このたび一部を大きくリニューアルした八重洲地下街の2番街にオープンしたのが「幸の鳥」。三宅修司氏が代表を務める縁尽の新業態店となる。大手外食企業から独立した三宅氏が最初にオープンさせた川崎の「カルネヴァーレ」に続き、新橋の2号店はイタリアン業態であったが、3店目となる「幸の鳥」は大衆的な焼き鳥業態と変化を見せている。大規模地下街は商業施設でもあり、どうしても施設内店舗の印象が強いが、三宅氏は「地下街といえ、通りであり、地上の路面店と同様に、地元の人々が日常的に集まるような飲食店にしたかった」と語る。実際、白いのれんが下がり大きく解放したファサード、通りに面した焼き台は、町場にある、ごく当たり前の大衆的焼き鳥屋そのままといった雰囲気で、シズル感は満載だ。
三宅氏は「サラリーマンが集える場所であり、なによりも自分が行きたい店を作りたかった」と語り、「子供のころ父親に連れて行ってもらった、ご近所さんが日々、集まるような王道の焼き鳥屋でいて、気の利いた一品料理を置く、大衆酒場が原点です」と続ける。
そんなこだわりは、メニューに反映されている。メイン食材となる鳥は全て、朝〆鳥であり、毎朝仕入れるように、なによりも、素材の鮮度にこだわる。その朝〆の焼き鳥、野菜串は朝からスタッフの手で串打ちするという。焼き鳥だけでもその数は毎日150本。朝、8時から仕込みするのは、美味しさとクオリティの維持、さらに、コストを下げ少しでも安く提供するためと、徹底している。人気のとりももの唐揚げ(430円)はランチも含め、毎日8kgは仕込みするという。
メニューには焼き鳥のほか、気の利いたこだわりの一品料理が揃う。とりもつの煮込み(小380円、並480円)、せせりとネギの塩煮込み(小380円、並480円)、だし奴(280円)、そして三宅氏の大衆酒場の原点ともいえる鳥酢(210円)など充実している。オーダーしてから仕込む、デザートの蒸したてプリン(380円)は茶碗蒸しをイメージしたもので、かくれた人気商品でもある。
ドリンクにも三宅氏流のこだわりが見える。とくに割りものの焼酎は凍らせたシャリキンタイプ。さらにレモンサワー、塩レモンサワーをはじめとしたサワー類、ホッピーは、中の焼酎(280円)•外の割り物(200円)がそれぞれ追加できる。氷を入れないため、薄まらないのがうれしい。
日本酒は店内に飾られている一升樽の岐阜県布屋原酒造場の大日泉 冷、元文のみに絞り込んでいる。この布屋原酒造場はなんと創業から270年を超す、老舗の酒造。東京ではほとんど見ることのない日本酒で、三宅氏がいろいろ探し、出会えた究極の銘柄となる。こだわりの日本酒として人気も高いという。
八重洲地下街は東京駅に直結することもあり、飲食店を利用する人々は近隣サラリーマンのほか、東京に出張にきたサラリーマン、旅行者も少なくない。そんな日常と非日常が混在する地下街には、ワイン業態などトレンド性の高い店やFF業態が集まる傾向にある。しかも大手外食企業が少なくない。それゆえ三宅氏は「あえて、地下街で大衆的かつ普遍的な焼き鳥業態、しかも個店の表情にこだわったのは、自らへのチャレンジであり、次のジャンプにつなげるためにも」と話す。さらに「今後も、業態にこだわらず、仲の良い人達がお酒を酌み交わし、楽しめる店づくりを目指したい」と先に向けたスタンスは一貫している。

(取材=西山 登美子)

店舗データ

店名 幸の鳥(こうのとり)
住所 東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街中4号
アクセス JR東京駅より徒歩3分
電話 03-5255-3113
営業時間 ランチ11:00~17:00、ディナー17:00~22:30
坪数客数 12,5坪・30席
客単価 ランチ800円、ディナー2900円
運営会社 株式会社 縁尽
関連リンク 幸の鳥(ぐるなび)

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