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スパークリングワインもカジュアル業態へ参入!女性オーナーが提案する恵比寿のスパークリングワインバー「ビストロあわ家」に注目!

恵比寿西の静かな通り沿いだが、ほぼ女性客で毎晩賑わっているという
大人が落ち着いて飲める場所を目指し、黒を基調としたシックな内装で統一
人気メニューのチーズフォンデュは9種類の中から選べる。写真は「オリーブとアンチョビのフォンデュ」(1350円)
「エビとアボカドの軍艦巻き」(900円)。 一口で食べられるというカジュアルなメニューが中心。

(取材=若山 弥生)


スパークリングワインをメインに扱うカジュアルワイン業態の「ビストロあわ家」。恵比寿駅西口から徒歩5~6分、五差路の先にある同店は、女性オーナーである櫻井清美さんが営む、女性をターゲットにした女性目線の”泡”を楽しむための店である。アルコールの中でも、少し特別感のある「泡」。その魅力を損なわないよう、店内はダークな色使いでシックな雰囲気を演出し、大人の女性が寛ぎながらも気軽に利用できる空間づくりに力を入れているようだ。
ここ「あわ家」のコンセプトは、もちろん「泡」。アルコールは、ほぼスパークリングワインのみと潔く、リストには現在58種類が並んでいる。グラスは500円からで常時4種類が日替わり、1種類が週替わりとなっている。そのほかスパークリングのカクテルも用意されているので、アルコールの苦手な女性も安心してオーダーできる。「自分の好みのスパークリングワインを探す事ができるよう、バリエーションを効かせるようにしています」と、櫻井さん。また、同じ造り手でも、白ぶどうのシャルドネだけで造られたブランドブラン、黒ぶどうのピノノワールだけで造られたブランドノワールをグラスで飲み比べて、ぶどう品種による味わいの違いを、自分自身で発見できる楽しみもあると提案している。
ボトルでの価格も3500円からとグラス同様リーズナブルである。「ランブルスコ」「カヴァ」「クレマン」「シャンパーニュ」とカテゴリー分けをしてあり、なかでも注目したいのは「ランブルスコ」。北イタリア、エミリア・ロマーニャ州や、ロンバルディア州で造られる微発泡の赤のスパークリングで、「あわ家」では9種類もラインナップされている。ランブルスコとは黒ぶどう品種の名前で、味わいは甘口から辛口まである。同店で人気のメニュー「レバーペースト」(850円)との組み合わせがおすすめだ。泡をまとったタンニンが、レバーの濃厚な味わいとマッチする。また、同じ北イタリアは生ハムやチーズの産地でもあるので、9種類のバリエーションのあるチーズフォンデュ(980円~1380円、2人前から)と合わせるのも楽しい。
料理は全てスパークリングに合わせて開発されたものが揃い、数あるなかでも寿司を洋風にアレンジした「白あわび茸のにぎり」(900円)や「フォアグラのにぎり」(1600円)が、人気を呼んでいる。「女子はおしゃべりに忙しいので、つまんで少しずつ食べられるものを」とのコンセプトから、一口で口に運べるメニューを考案したという。これ以外にも、オーナーは「東京ベジフードフェスタ」への出店も経験している野菜ソムリエであるため、野菜のメニューも女性に受けている。
震災以降お客様にも元気を出してもらおうと、スパークリングの抜栓方法を変えたそうだ。以前は音を立てず、静かに開けていたのだが、現在はあえて大きな音を立てて開ける様にしているという。「スパークリングは陽気な飲み物」と話すオーナー。繊細で美しさも持ち合わせながら、元気と活力を与える”泡”。スパークリングのカジュアル業態が、今後どのような広がりを見せるのか注目していきたい。

店舗データ

店名 恵比寿スパークリングワインバー ビストロ あわ家
住所 東京都渋谷区恵比寿2-9-9

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アクセス JR・メトロ 恵比寿駅より徒歩5分
電話 03-3461-0633
営業時間 月~金 11:00~15:00、18:00~00:00
土曜日15:00~00:00
定休日 隔週日曜日
坪数客数 19坪・35席
客単価 3500~4000円
関連リンク あわ家
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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