上海で話題のロール寿司が逆上陸！「SHARI THE TOKYO SUSHI BAR（シャリ ザ トーキョー スシ バー）」が銀座2丁目、並木通りのアルボーレ銀座8階に2月4日オープン

2月4日、銀座2丁目（並木通り）アルボーレ銀座8階に「SHARI THE TOKYO SUSHI BAR（シャリ ザ トーキョー スシ バー）」がオープンした。運営は、ウエディングプロデュース・レストラン運営のノバレーゼ（東京都中央区、代表取締役　浅田剛治氏）。同社は2010年8月、「SHARI THE SHANGHAI SUSHI BAR（シャリ ザ シャンハイ スシ バー）」を上海に開業し、「ロール寿司」等の料理をはじめ、接客など日本式サービスが中国で好評を博し、今回、日本に逆上陸する形となった。 そもそもロール寿司は、カリフォルニアロールが1980年代頃アメリカ各地で登場して、大人気となったが、そのブームも落ち着いていた。ところが昨今、マグロの初競で有名な香港の寿司店が、横浜にロール寿司専門店を日本初出店した他、オーストラリアで「ハンドロール」として寿司を販売するファーストフード店が日本に出店するなど、再び、ヘルシーで美味しい「巻き寿司」文化が、アジアを中心に見直され、ブームの兆しとなっている。 今回、ノバレーゼがレストラン業態を和食にしたのも、中国やベトナムなどアジアでの日本食の人気が背景にある。各国の和食系レストランでは日本語の料理名がローマ字表記でメニューに記載されるなど、日本食が浸透している。そのため今後は、「SHARI」のロール寿司を中心とした創作和食店のアジア多店舗展開を計画、今後のアジア展開を前に、「SHARI」のブランド力を高めるための旗艦店として、東京･銀座にオープンを決めた。銀座の中でも、特に“並木通り”は、最近では中国人観光客が多く見られる。日本人だけでなく、中国人観光客や在日中国人もターゲットにしていることが特徴だ。 店のコンセプトは、「少し贅沢、でもカジュアルな大人の遊び場」。約5000万円の初期投資をかけただけあり、遊び慣れた30歳前後の男女も満足のゴージャス感を楽しめる内装だ。銀座店ならではの強みは、通常のレストラン営業に加え、婚礼ノウハウを活かした映像設備等を完備した施設設計。1.5次会などの披露宴需要の取り込みも目指し、初年度は約1億4000万の売り上げ目標としている。 料理構成は、ロール寿司を中心に各種創作和食を提供する。「SHARI」上海店では、マンゴーや果物を使ったフルーツ系のロール寿司が人気で、和食の概念にとらわれない斬新なメニューが登場している。日本でも和食の概念を超える洗練された料理構成とした。新鮮な有機野菜と築地から毎日届く旬の食材を組み合わせたロール寿司など、美と健康を意識したメニューを展開する。 料理のお薦めは、「ロール寿司」（700円～）。カリフォルニアロール、スパイシーツナロール、レインボーロール、和牛ロール、梅さばロールなど季節に合わせたロール寿司。他にも、「冷シャブとたっぷりほうれん草の和野菜サラダ」（780円）、「活ホタテの穀ごとグラタン」（680円）など。昼は、「オリジナルロール寿司と地鶏の竜田揚げランチ」、「にぎりすしと季節の天婦羅定食」（1,000円～）などが並ぶ。 今回の銀座出店をきっかけに、今後の「SHARI」ブランドの展開としては、フランチャイズ化も視野に店舗拡大を考えている。また、ノバレーゼ全体でも、アジアへ向けてブライダル業の拡大を目指している。昨年の上海「SHARI」開業以降、中国でブライダルに関する事業提携等の話が増えた。その入り口として、婚礼施設に比べ開業の敷居が比較的低いレストランのオープンを先行し、各国･各地域で知名度向上をはかり、ブライダル業参入への足掛かりにしていこうという戦略だ。今後ますます重要が高まるであろう日本式ブライダルの需要拡大。2～3年後のアジア展開拡大に合わせ、中国人学生を中心にグローバル採用を開始する。第二次ロール寿司ブームと共に、今後のノバレーゼの展開にも注目したい。

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