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フレンチ界の雄、オザミワールドの丸山宏人氏が12月1日、東銀座に“パリの大衆食堂”をそのままにイメージした「パリのワイン食堂」をオープン!

パリのエスプリが散りばめられた、粋で居心地のよい空間
場所は東銀座の旧歌舞伎座のすぐ裏手。赤いファサードと大きな看板による存在感のある店舗だ
「那須のおばあちゃんの藁で蒸し焼きにした若鶏」胸肉ともも肉2回姿を変えて!!2名様で一羽
豪快に魚を丸ごと一匹サフランと濃厚なスープで煮込んだ「一度は食べなきゃダメ!マルセイユ風ブイヤベース」

(取材=袴 もな)


1997年、本格的なフランスのワインと料理を、それまでになかった良心的な価格で提供する「オザミ・デ・ヴァン」を銀座2丁目に開店し、先鋭的なデビューを果たしたオザミワールド(東京都銀座、代表取締役:丸山宏人氏)。2002年には、丸ビル35階に飲食業界の大手名店と並んで「オザミ・トーキョー」をオープンさせ、名実ともに日本のフレンチ界の重鎮となった同社が、12月1日、“パリの大衆食堂”をコンセプトにした「パリのワイン食堂(Bouillon de Paris a vin:ブイヨン ド パリ ア ヴァン)」を東銀座にオープンした。同社が経営する店舗は、スペインバル業態を含め、これで10店舗目となる。東銀座の旧歌舞伎座すぐ裏の立地に登場した、赤いファサードがチャーミングなこの店舗は、丸山氏が長年温めてきた“パリの大衆食堂”という企画に基づく。フランス語の店名にある“ブイヨン”とは“大衆食堂”を意味する言葉で、ビストロともブラッセリーとも異なる、もっと身近な家庭料理が味わえる食堂のこと。オザミワールドが展開してきたフレンチ業態の店舗の中でも、同店はまた新しいコンセプトの店といえる。店内は、半テラス席と、階段を下りた半地下的なテーブル席の2つのセクションに分かれており、赤と白のチェックで統一されたクロスやランプシェード、パリの街角を思わせるポスターの数々など、所々にパリのエスプリが散りばめられている。この暖かく居心地のよい空間には、オーナーの丸山氏のフランス~パリへの想いがいっぱいに詰め込まれているようだ。メニューには、フランスの家庭でよく作られる、シンプルだけど心のこもったおもてなし料理の数々が並ぶ。基本的に夜は3129円(税込)という破格のお値段にて、オードブル・メイン・デザートまでのボリューム満点の1コース料理。それぞれはプリフィックス形式でチョイスが可能だ。また、コース以外にアラカルトでの注文もでき、オードブルは一律1260円(税込)、メインは一律1943円(税込)にて提供。ワインをメインに気軽に1品からのオーダーができるのもうれしいところ。厨房にて腕を振るうのは、丸の内にある「ブラッスリーオザミ」にて副料理長を務めた渕上達也氏。パリの家庭料理とビストロ料理の長所を取り入れたシンプルで豪快な大衆料理を提供する。料理は、オードブルなら「食堂定番!!シンプルな田舎豚のテリーヌ 松の実入り サラダ添え」、「シェフが愛してやまない!!ニース風トリップのトマト風味グラタン」など。そしてメインは、マルセイユの定番家庭料理で、旬の魚かオマール海老をまるごと一匹、サフランと濃厚なスープで煮込んだ「一度は食べなきゃダメ マルセイユ風ブイヤベース」、また、吉田豚のスネ肉を煮込んだ「特大吉田豚スネ肉のブレゼ スペシャルビネグレットソース」(御2人様より)。食の生産者や食材に対しての愛情が込められた、ユニークなメニュー名は、オザミならではのもので、メニューを読むだけで楽しい気分にさせてくれる。また、ランチタイムには1000円(税込)均一の日替わりコースを提供し、この料金にて、オードブルとメイン、または、メインとデザートという組み合わせが選べる。現在、ランチで完売が続いている人気メニューは、「30食限定 北海道 池田牧場褐色和牛のハンバーグ」で、こちらは和牛100%、200gの豪華なハンバーグが堪能できる。「フランス料理には、こうしたボリューム満点の素朴な大衆料理のカテゴリーがあるということを、この店によって、より多くの人に知っていただきたいですね。店のテーマは『ウチの店に来たからには、飲食店のハシゴは絶対にさせません!』です(笑)。オザミの店舗の中でも、ボリュームの面ではここがイチバンなのでは……」と、シェフは語る。また、オザミといえばリストに並ぶワインのクオリティーの高さと種類の多さが有名。この店舗では、ソムリエとしても名を馳せる丸山氏が厳選した気軽に飲めるワインセレクションが豊富に揃う。なんと赤白合わせて60種以上のワインが3800円(税別)の均一売りとなっており、本日のおすすめグラスワイン6種はすべて600円(税別)で提供。このシステムを導入したことで、ボトルワインが毎日飛ぶように売れているという。また、オザミが誇る約200種以上にも上るワインのグランドメニューも用意され、こちらは4200円(税別)から。ワインビストロ&ワインバルが軒並み注目を集めている昨今、今回、オザミワールドが満を持してオープンさせた「パリのワイン食堂」は、大衆的フランス料理とワインの真髄を知り尽くす同社だけに、他とは一線を画した風格を漂わせる店舗ともいえそうだ。店内に一歩入れば、そこにはパリの大衆文化が広がり、心ゆくまでワインと美味しい料理の数々が楽しめる。12月1日オープン直後から、すでに週末は予約が取れない日が続出しているというのも納得なのだ。

店舗データ

店名 パリのワイン食堂(Bouillon de Paris a vin)
住所 東京都中央区銀座3-13-11 銀座芦澤ビル1F

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アクセス 地下鉄 東銀座駅より徒歩3分
電話 03-3547-4120
営業時間 月~金 11:30~15:00(L.O.14:00)17:30~24:00(L.O.23:00)
土・祝日 11:30~22:30 (L.O.21:30)
定休日 無休 ※2011年4月迄は日曜定休
坪数客数 27坪・50席
客単価 ランチ1000円、ディナー4500円
運営会社 オザミワールド株式会社
関連リンク オザミワールド
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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