9月9日、気軽にワインを楽しめるビストロ「bistro K （ビストロ ケイ）」が中目黒にオープン！― 居心地のよさとコストパフォーマンスを武器に、ビストロ激戦区に参入

9月9日、厳選食材を用いた料理をカジュアルに楽しめるワインビストロ、「bistro K（ビストロ ケイ）」が中目黒の一角にオープンした。 「食材の鮮度を大事にするため、築地市場になるべく近いところで物件を探しました。日比谷線の各駅を築地から順に巡ったのですが、なかなか見つからず、結局終点まで来てしまいました」と、中目黒進出の理由を語るのは、同店オーナー兼店長の上門氏と料理長の川島氏。2人はもともと大学の同級生。当初はコンピュータメーカーと飲食というそれぞれ違う畑で働いていたが、「飲食店を持ちたい」という共通の目標はその頃から常に抱いていたという。その後、それぞれ飲食業での勤務を経て、遂に一念発起。念願の同店オープンを果たした。その二人が提案するのは、「気軽にふらっと立ち寄れる優しい店」。何回も足を運んでもらえるような温かみのある空間づくりと、価格を上回るクオリティーの追求に日々余念がない。 メニューは6品からなるベーシックな「bistro K Dinner Course」（3,800円）に加え、当店自慢の魚料理をリーズナブルに楽しめる「築地の鮮魚コース」（2,800円）、そして当日のみの「おまかせコース」（2,500円）など、手頃な価格帯でコース料理を展開する。中でも力を入れているのはパスタと魚料理。パスタは丁寧に仕込んだ手打ちパスタを使い、魚は当日築地から仕入れた鮮度抜群のものを使用。良心的な価格でも食材選びや調理方法に決して妥協はしない。アラカルトも充実しており、「特製ソースで漬けた新鮮なレバー」（300円）、「自家製パテ ド カンパーニュ～田舎風パテ」（800円）、「ビーフラグーの入ったゴルゴンゾーラクリームソースパスタ」（1,200円）といった、ワインラバーの心をくすぐる定番メニューは約30品、その日のオススメ約20品という豊富なラインナップを取り揃える。 そして注目すべきはワインリスト。フランス、イタリア、ニューワールドなど、様々なワインを約50種類程取り揃えているが、銘柄はすべてカタカナ表記され、産地やブドウ品種、味わいの特徴が易しく説明されている。価格設定は、グラス600円～、ボトル2,900円～と極めて良心的。お料理に合わせたマリアージュが楽しめる3杯のワインコース（2,000円）を設けるなど、ビギナーでも安心してワインをオーダーできるような配慮が随所になされている。ランチも好評で、パスタに自家製パン、ドリンクがついた「自家製手打ち生パスタセット」（1,000円）や、前菜、パスタ、メインディッシュからなる手軽な「ランチコース」（1,500円）など、同店の魅力が詰まったメニューを昼から手軽に楽しむことが可能だ。 内装は木を基調とした温かみのあるデザイン。所々に落ち着きのあるワインレッドの色味を織り交ぜ、カジュアルながらもゆっくり寛げるような空間演出がなされている。 「ビストロといっても結構料金がかかったり、リストの情報が少なくてワインが選びにくかったりする店舗もありますよね。そこに一石を投じて、本当の意味での“手軽さ”や“親しみやすさ”を追求したかったのです」と上門氏。 シェフの川島氏も「もちろん、料理のクオリティーは価格以上です。気軽といっても、一段階上の美味しい料理とワインをたっぷりご提供できます」と、自信の笑顔を覗かせる。 「ビストロ ケイ」とは店長と料理長の頭文字からつけられたネーミングだという。気心知れた2人のタッグが、長年の夢を形にし、これからのビストロシーンにどの様な風を吹き込むのか ―― 今後の動向に注目したい。

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