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いけす懐石「築地竹若」を展開する竹若が、18店舗目となるうどん&和カフェの新業態「Sakura参道」を、Echica表参道内に、10月1日オープン!

Echica表参道内にオープンした、竹若18店舗目となる新業態、うどん&和カフェ「Sakura参道」
駅ナカの店とは思えない、広々したシンプル&モダンな店内
京都出身の「松玄 凛 銀座店」の料理長がこだわって開発に乗り出したスイーツも好評。「黒豆きなこパフェ」(700円)
1988年の創業以来、一貫して“本物を提供する”という経営理念を掲げてきた竹若勝社長。数々の斬新な新業態の開発に、乗り出している

(取材=中條 美咲)


竹若(東京都中央区、代表取締役:竹若勝氏)は、18店舗目となるうどん&和カフェの新業態「Sakura参道」を、Echica表参道内に10月1日オープンした。
竹若は1988年の創業以来、一貫して“本物を提供する”という経営理念を掲げてきた。出来合いは使わず、食材の下ごしらえなど、一から厨房で作ることを徹底している。その考えは、利便性重視となる、駅ナカの立地であっても変わらない。提供するスピードを上げ利便性を高めつつも、本物を提供するという理念を貫いている。
今回、Echica側から、Echica表参道において既存にない和業態での出店要請を受け、「和のスイーツを提供するカフェ業態を発想した」という(代表:竹若氏)。また、駅での食事ニーズを捉え、うどんを主力メニューとした。うどんは、国産米粉100%のJ麺を使用し、細身でありながら、こしがあって、つるつるとした喉越しを楽しめるようにしている。20代の女性をターゲットとして、洋風の味付けも取り入れた。残りの6割は、スタンダードな和風の味付けで、食材の選び方から、出汁の取り方に至るまで、今までの店舗で培ってきたノウハウを凝縮させた。和のスイーツは、京都出身の同社「松玄 凛 銀座店」の料理長が、こだわって開発に乗り出した30種が揃う。厨房のスタッフには、イタリアンとフレンチ、インド料理のプロが揃い、コラボレーションが生まれている。ホールをイタリア人の店長に任せることによって、独特のサービスも繰り広げられている。
おすすめのメニューは、和風の味付けでは、自家製の大判きつねが特徴の「きつねうどん」(550円)や、醤油ダシにこだわりの肉の旨味がよく出た「肉うどん」(550円)。洋風の味付けでは、自家製欧風カレーにデミグラスソースが入ったマイルドな味わいの「ポークカレーうどん」(620円)や、手作りのシシリア風ミートソース「ボロネーゼうどん」(550円)、うどんに合うようにアレンジを行った「ポルチーニクリームうどん」(830円)、イタリア産オリーブオイルと国産ニンニク唐辛子を使い、アンチョビの隠し味を効かせた「ぺペロンチーノ」といった変り種も、お勧めだ。これに、サラダとデザート、ドリンクのセットがプラス300円で付けられるお手頃さ。デザートは、「抹茶パフェ」(700円)と「黒豆きなこパフェ」(700円)が人気。
今までも、多種多様な業態にチャレンジしてきた同社。「12~13年前にO-157が発症した時期には、1業態で5店舗を展開している頃でした。一切の生物がシャットアウトされてしまって、経営危機に陥ったことがありました。リスク分散のためにも、多業態を開発することの必要性を感じました」と、竹若氏は話す。その後は、和食でもメニューにデザートが必要であるという考えから、フランス料理のパティシエに作らせようと採用したのが、「第16回クープ ド フランス」世界大会において総合優勝を遂げた、現「アティスウェイ」の川村英樹氏であった。そのため、同社の展開するパティスリー「Plume」は、川村氏の監修と人材手配によって確立されている。
「出店要請に応えられるだけのノウハウは培ってきました」と、竹若氏。こうして、客単価1万円前後の和食業態を展開する威信を掛け、数々の斬新な新業態の開発に、乗り出している。

店舗データ

店名 Sakura参道
住所 東京都港区北青山3-6-12 Echica表参道

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アクセス 地下鉄 表参道駅構内
電話 03-5772-6477
営業時間 月~金曜8:00~23:00、土日・祝9:00~22:00
定休日 無休
坪数客数 30.6坪・57席
客単価 1,000円
運営会社 株式会社竹若
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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