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魅力の“馬肉料理業態”を次々に打ち出すNTC・デリバがしゃぶしゃぶを売り物にした新業態店「馬肉問屋 馬喰ろう」新橋店を6月15日オープン!

(取材=印束 義則)


「馬肉」と言えば、関東では馬肉料理専門店の数も少なく、多くは居酒屋などで馬刺しを見かける程度で、まだまだなじみの薄い食材である。だが、鉄分は牛肉の3倍で、カロリーは実に1/3。さらにグリコーゲン、不飽和脂肪酸、必須脂肪酸なども豊富に含み、健康にとてもよい食材としてその効用がいま改めて注目を集めてきている。そうした馬肉の魅力をもっと関東で広めようと、馬肉のヘルシーさを生かした料理を多数取り揃えた“馬肉料理業態”を数多く開発し、意欲的に展開を図るのがNTC・デリバ(千葉県鎌ヶ谷市、代表取締役社長・沢井亮祐氏)だ。そうした同社が6月15日に4店舗目の馬肉料理専門店として東京・新橋に新たに開業したのが「馬肉問屋 馬喰ろう」新橋店である。 同店は“普段使いの馬肉酒場”をコンセプトに掲げ、「名物!馬しゃぶ」(1人前1449円)を看板商品に、その他、バラエティー豊富な馬肉料理で脇を固めて馬肉の魅力を訴求する。「名物!馬しゃぶ」は2種の特選桜肉と野菜を昆布だしにくぐらせて食べるもので、特選肉は“本日の特選馬しゃぶ肉”と謳い店内黒板に表示。 脇を固める馬肉料理は「ロース刺し」(683円)、「大トロ刺し」(1029円)、「ふたえご刺し」(714円)など11種と豊富に揃えた“馬刺し”など。「馬肉屋メンチかつ」(399円)、「馬スジぽん酢」(473円)、「馬のハツモトの唐揚げ」(609円)、「馬セキズイのソテー」(609円)など10種もの個性的な“逸品料理”も注目だ。「極みのハラミ」(819円)、「テンダーロインのグリグリグリル」(1344円)など6種の“炉馬焼き”、「コウネの湯引きぽん酢」(473円)、「コウネと焼き葱の味噌クリーム和え」(504円)など3種の“たてがみ料理”や、「桜肉とアボガドのタルタル風」(714円)、「桜肉とアボガドの棒寿司」(924円)は、まさに馬肉に特化したこの店ならではのメニューになっている。 店内は昭和40~50年代の馬肉問屋をイメージして仕上げており、“関東馬肉推進事業部”というレトロな看板を掲げる、トイレのドアを冷蔵庫のドアに仕立てる、馬をさばく際に使用するカギを天井から吊るす、前衛的な蹄鉄のシャンデリアを用いるなど、独特の店づくりを採用。テーブルもブリキ製で、椅子は日本酒のケースを活用するなど、何とも言えない深みのある味わいを作り出している。店舗は数々の繁盛飲食店を世に送り出してきたスパイスワークスが設計・施工を担当しており、馬肉料理という商品力の強さに加え、店舗空間においても強くお客を惹きつける魅力を打ち出している。 「馬喰ろう」を経営するNTC・デリバは業界でも3位の規模の馬刺し・馬肉専門販売メーカーで、馬肉が広く親しまれる熊本、長野、東北といった地方に比べて値ごろ感に欠けがちな関東の「馬肉」の現状に風穴を空けようと、自らが旗頭となって馬肉料理業態の推進を突き進めている。3年前、東京 神田に開業した「がんばれニッポン馬肉道場 馬喰ろう」神田店は客単価3500円の居酒屋業態で、9坪・27席で月商350万円を上げる。2年前、恵比寿に開いた「ニッポン馬肉道場 馬喰ろう」恵比寿店は、桜鍋を売り物にした客単価4300円の和食業態で、20坪・42席、月商は400~450万円。1年前、神田ミートセンターにオープンした「闇焼 馬喰ろう~馬焼専門~」神田ミートセンター店はホルモン焼き店に近い業態で、7坪・26席で月商250万円を実現。 そして、しゃぶしゃぶを売り物にした「馬肉問屋 馬喰ろう」新橋店は客単価3800~4000円、25坪・56席で月商800万円を目指す。各店立地に合わせて最適な業態を選択し、巧みに馬肉を組み合わせて独自の魅力ある業態を作り上げている。 都内で10店舗を目安に1年に1店舗程度のペースで業態を開発し、関東における馬肉のさらなる普及に全力を傾ける。今後は馬肉をメインにしたビストロ業態の開発も視野に入れるなど、そのアグレッシブな取り組みは関東の食肉文化の分布図を、いつしか大きく塗り変えるかもしれない。

店舗データ

店名 馬肉問屋 馬喰ろう 新橋店
住所 東京都港区西新橋1-17-10

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アクセス JR新橋駅より徒歩5分、地下鉄内幸町駅より徒歩3分
電話 03-6268-8348
営業時間 月~金17:00~23:29、土16:00~22:00
定休日 日・祝
坪数客数 25坪・56席
客単価 3800~4000円
運営会社 株式会社NTC・デリバ
関連リンク 馬喰ろう 新橋店(ぐるなび)
関連リンク NTC・デリバ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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